久々の安弘思遊記。
10月21日(日)の夕方5:30から、神戸真野地区の「こんにゃく長屋」で幻燈会をしました。長屋の1戸を借りて、住民と立命館大学乾研究室の学生たちで長屋談義を楽しんでいるスバラシイ居場所。
「路地くらしの魅力―風に吹かれてあの路地この町」と題して、幻燈機はスペース上置けないので、パワーポイントによるプレゼをしました。300枚に及ぶ路地絵物語は、真野からはじまり、全国各地、中国の泉州やアモイにも及び、最後は真野の「くらしろじー」で終りました。
この間の現場の様相を、真野住民のわだかんさんが見事に自己のブログで発信していただきました。彼の臨場感あふれる話をここに拝借させてもらいます。
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ひどかった方は船をこぐというか34名のうち33名が延藤先生の講談「各国長屋
ばなし」に耳をかたむけているころ、ひとりして明石海峡の船旅にでておられまし
た。MだったかAだったかNだったかOだったか、ともかくM先生でした。
なんだったんでしょう。講義の最後のあたりでした。延藤講談師はそれまで流暢な
日本語で台本もなく、長屋談義をつづけられていました。はじめての私は「ようしゃ
べるおっさんやーーなーーーー」もとい「よくおしゃべりになる教授ですがな」と顔
ばかり見ていました。 各国を旅されて、庶民やその子供の表情や路地の良さやなん
やかやおしゃべりになってました。
講釈の最後の5分間は真野の話でしめくくろうとされました。 うまい締めやん
かーー。 もーりさんや、尻池コートーやーーー次々とでてくるシーンではうって
かわって沈黙での映像のみのカットが2-3分続き、--しばらくの沈黙のあと、暴
追の成果をしばし語られて、お話しを終えられました。
わだかんはニクイ演出と思いました。 延藤先生を知る方はーーモーリさんのあた
りで「絶句、涙した」と解説しました。 単にセリフを忘れた老化現象とか脳血栓の
疑いがありとかーーM先生の舟こぎにあせったとか、いわゆる酒のさかなとなりまし
た。本人は新規の講釈手段を開発されたのかもしれません。 この沈黙は絶品でし
た。 今日はあまりよっぱらっていないというかーーー1時から11時まで飲み続
けたので、シラフの報告となってます。 わだかん。
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沈黙の真の理由は何であったかは、うけとられる方の想像におまかせしますが、少なくとも僕は、ジョウゼツの間にカモクの静けさをはさむことの意義を悟りました。新しい幻燈会プレゼの手法にしようと思います。